2024年12月9日以降に販売されているルーミーには、9インチディスプレイオーディオが、標準装備されるようになりました。
しかし、ディスプレイオーディオには、カーナビ機能がありません。カーナビを使用するには、ディスプレイオーディオにスマホを接続する必要があります。
スマホをいちいち接続するのは、めんどうと思われる方も多いのではないのでしょうか。
そこで、「ポータブルナビ」の設置を考える方もおられると思います。
この記事では、ポータブルナビを取り付ける位置などを解説しています。
ルーミーにバックカメラが標準装備さるようになった経緯
「道路運送車両の保安基準」が改正され、2024年11月以降に発売される新車に後退時車両直後確認装置(バックカメラ)の装着が義務化されました。
これにより、2024年12月以降に販売されているルーミーには、バックカメラが全車標準装備されています(以前は、バックカメラは基本オプション)。
併せて、9インチディスプレイオーディオが、標準装備されるようになりました。
ディスプレイオーディオのデメリット
ルーミーのディスプレイオーディオには、カーナビ機能が搭載されていません。また、カーナビソフトやT-Connectの機能を追加することができません。
カーナビを利用するには、手持ちのスマートフォンとディスプレイオーディオを連携する必要があります。
走行中に「どの辺りを走っているのだろう」とカーナビを見ることがあります。その際に、いちいちスマホをディスプレイオーディオにつなぎますか?
ポータブルナビの位置
ドライブレコーダーの位置は、保安基準で決められています。違反すると罰せられます。取付位置の基準については、「ドライブレコーダーの取付位置は保安基準に合ってますか?」という記事に書いています。
一方、ポータブルナビなどの表示パネル(モニター)については、細かい基準はありません。「視野の妨げにならないセンターパネルの上部付近に取付けましょう(国土交通省)。」ということになっています。
ルーミーのポータブルナビの取付位置
私は、ルーミーが値上がりするのを予想して、2024年10月に駆け込み購入しました。そして、購入する前の車に取り付けていたポータブルナビをルーミーに取り付けました。
ポータブルナビは、Yupiteru(ユピテル)の「YPB747」。3年ほど前に約2万円で購入しました。
ディスプレイオーディオの上には、インフォメーションパネルがあるので、ナビを助手席側にずらす必要があります。
インフォメーションパネルの右端から12cmの所が、ナビの右端がくるように取り付けました。正面から見ると、シートベルト着用サインが見えませんが、運転席側からはギリギリ見える位置です。
※ナビは少し運転席側に向けています。写真では見えにくいですが、ナビの下側にクッションテープを貼って、水平になるように調整しています。
ディスプレイオーディオを社外ナビに取り替える?
ポータブルナビではなく、オートバックスやイエローハットなどで、ディスプレイオーディオを社外ナビに取り替えるという選択もあります。
社外ナビによっては、ハンドルにあるステアリングスイッチやパノラミックビュー機能(オプション)も使用可能です。
Youtubeを見ていると、プロやプロ級の方でないと交換取り付けは無理だと思います。社外ナビ本体と工賃などをたすと、20万円というところでしょうか。
ちなみに、2024年12月以前はオプションであったディスプレイオーディオの価格は97,900円(税込)でした。となると、合計30万円分の改造になります。
ルーミーでナビを使うには3つの選択肢が-まとめにかえて-
ルーミーでナビを使うには、次の4つの方法があります。
・スマホを単独で使う
・ディスプレイオーディオにスマホを接続する
・ポータブルナビを取り付ける
・ディスプレイオーディオを社外ナビに取り替える
この先ルーミーをどのような用途で乗るのかを考えましょう。普段は市内を走ってたまに郊外に出かけるのか、それとも普段から郊外によく出かけるのか、などを想像すれば、どの選択をすればよいかわかると思います。
ルーミーに適したポータブルナビのおすすめは・・・
ルーミーに適したポータブルナビのおすすめを書こうとしたのですが、大手メーカー(パナソニック、パイオニア、ソニーなど)は、ポータブルナビ分野から撤退傾向にあるようです。
理由としては、車にスマホホルダーを取り付け、スマホを設置し、無料で高機能、常に新しい地図データのナビゲーションアプリを利用するユーザーが増えてきているというのが、撤退の理由の一つにあげらるでしょう。
また、低価格な海外メーカーや中小メーカーとの競争が激しく、大手メーカーが利益を確保することが難しくなっているのも一因と考えられます。
7インチか9インチか
スマホの地図アプリが無料であるといっても、通信料はかかります。また、携帯電話の電波が届かなかったり弱い地域(山間部、トンネル内、ビル群の間など)では、役にたたないといったデメリットがあります。
スマホを使わず、ルーミーにポータブルナビを付けたいという方は、7インチをおすすめします。(私と同じ位置に取り付けるとして)その理由は次の4つです。
1.9インチでは前方の視野の妨げになる。
2.助手席のエアバッグが作動した際にナビを吹き飛ばす危険性がある。
3.エアコンの吹き出し口を防いでしまう。
4.不安定になる。
9インチというのは、横が約19.8cm、縦が約11.2cmです。ディスプレイには外枠が付きますので、7インチより相当大きく感じると思います。下の9インチのディスプレイオーディオと比べてイメージしてください。
以下、7インチのポータブルナビのおすすめをご紹介します。
パンソニック ゴリラ CN-G1500VD
パナソニックのポータブルカーナビ「Gorilla CN-G1500VD」は、使いやすさと高精度なナビゲーション性能で、ゴリラシリーズの中で最も売れている商品です。
<Gorilla CN-G1500VDの特徴>
・「みちびき」対応により、トンネル内や高架下でも高い測位精度を実現しています。
・全国100%の市街地図カバー
・SSDを搭載しており、起動やルート検索が迅速です。
・渋滞情報や交通規制情報をリアルタイムで取得し、最適なルートを案内します。
・交差点やジャンクションでの案内が視覚的に分かりやすく、安心して運転できます。
フルセグではなくワンセグなのがおしいところです。
生産は停止されていますので、メーカー在庫限りとなっています。人気商品なので、価格が高騰傾向にあります。楽天では20万円を超えているので、楽天での購入はおすすめしません。
パイオニア カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RW721
パイオニアの「カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RW721」は、2024年モデルとして登場した7インチ200mmワイドのカーナビゲーションシステムです。高精細HDパネルの採用や、車内Wi-Fiスポット機能への対応など、最新の技術を取り入れたモデルとして注目されています。
<カロッツェリア AVIC-RW721の特徴>
・7インチ200mmワイドの高精細HDパネル:地図や映像を鮮明に表示し、視認性を高めています。
・HDMI入出力対応:スマートフォンや外部機器との接続が可能で、多彩なメディアを楽しめます。
・Bluetooth対応:ハンズフリー通話や音楽再生が可能です。
・車内Wi-Fiスポット機能:別売のネットワークスティックを使用すると、車内をWi-Fiスポット化できます。
※7インチ180mmもあります。
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安いポータブルナビ
ユピテルやケンウッドもアマゾンなどで販売されていますが、生産が中止されているため、地図データが古いので取りあげませんでした。
1万円前後から1万円代の安いポータブルナビを購入されるなら、正しい日本語の説明と、レビューがしっかりしている「楽天ランキング」から購入されることをおすすめします。
ナビを取り付けるスタンド(ホルダー)が、ルーミーのダッシュボードに合うかもチェックしましょう。合わない場合は、Amazonなどで「タブレットホルダー」で検索すればよいのが見つかります。