ユピテルのポータブルカーナビ「YPB747」を車に取り付け、2、3日走った後、あることに気づきました。
「(カーナビの地図上の)道に点々が!?」
ユピテルの「お客様ご相談センター」に電話(0120-998-036)をすることも考えましたが、取扱説明書で解決できました。
点々を消すには、「設定」→「地図設定」→「走行軌跡」→「非表示」にします。
ユピテル「YPB747」のマニュアルには、「地図スケールが10m~2.5kmのとき、走行した軌跡を点で地図上に表示します。」と書かれています。
カーナビの走行軌跡
地図の道路上の点々は、「走行軌跡(そうこうきせき)」と言って、車で通った道を点で表示します。
今まで、ナビに走行軌跡の機能があるなんて知らなかったので、道路上の点々には「故障か!」と驚かされました。
調べると、ほとんどのメーカーのカーナビは、ポータブルに限らず、走行軌跡を自動的に記録しているようです。
しかし、工場出荷時が、地図の道路上に「表示しない」の設定になっているので、私のように走行軌跡という言葉すら知らない人がいると思います。※ユピテルの場合、工場出荷時の設定は、「表示」するでした。
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「表示する」にすると道路が点々だらけに?
記録できる最大距離数が決められているので、最大数になったら自動的に消去されるようです。例えばパナソニックのナビは、約500kmまで記録でき、それを超えると古い走行軌跡から自動的に消去し、新しい走行軌跡を記録します。
パイオニアのナビは、設定によって、自宅付近(自宅から約100m以内)でエンジンを切ると、自宅付近の走行軌跡が自動的に消去できます。また、エンジンを切ると走行軌跡を自動的に消去させることもできます。
パナソニックの場合、走行軌跡の記録そのものを停止させることができます。
ユピテル「YPB747」の場合、「表示」、「非表示」の切りかえができるだけです。おそらく記録容量を超えると、古い記録から消去されると思われます。
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走行軌跡のメリット・デメリット
さて、走行軌跡は、どのような場面で役立つのでしょうか?
走行軌跡のメリットとデメリットについて考えてみました。
走行軌跡のメリット
・ドライブをしたとき、どの道を通ったかを確認するのも、ドライブの後の楽しみ方の一つです。「次はこの道を通ってみよう」、「途中にこんなレストランがあったんだ」といった発見ができることもあります。
・道に迷った時、道案内なしでも、軌跡をたどれば戻ることができます。ただし、一方通行があった場合は注意が必要です。
・ナビが推奨するルートよりも、前回走った道を行きたいときに便利です。
走行軌跡のデメリット
・走行軌跡をたどることで、運転者(車)がどこへ行ってきたかを第三者に知られる可能性があります。
・通勤、買物など、生活圏内でしか車を使わない人にとっては、必要のない機能だと思われます。
・走行軌跡を登録して残せるカーナビもありますが、基本的に、古いデータから消去されますので、以前行った場所に走行軌跡を使って行こうとしても消去されている場合があります。
まとめ
カーナビの道路上の点々は、走行軌跡であることがわかりました。
どのメーカーのカーナビでも、走行軌跡を「設定」から「表示」するか「非表示」にするかを選択することができます。
ただし、1万円を切るようなポータブルナビに、走行軌跡の機能があるかどうかはわかりませんが、なかっても困ることはないでしょう。
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