
フィラリア予防の薬を飲ませる時期は?
地域によっても異なりますが、蚊が発生しだす5月から薬を飲ませるのが一般的です。
また、蚊がいなくなってきた月+1ヵ月、毎月飲ませます。
だいたい12月頃まででしょうか。
<1ヵ月プラスする理由>
例えば、毎月1日にフィラリア予防の薬を飲ませているとしましょう。
11月1日:薬を飲ませた。蚊もいなくなってきたし今年はこれで終わりだ。
11月30日:フィラリアの成虫に感染した蚊に刺された。
フィラリアの成虫は、成長しながら約1ヵ月かけてペットの心臓へと向かって行きます。
なので、蚊がいなくなってきた月に1ヵ月をプラスします。
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じゃぁ、5月31日から薬を飲ませ始めたらいいんじゃない?
5月の初旬から蚊が発生し出したとして
5月1日:ミクロフィラリア(幼虫)に感染した蚊に刺された。
5月31日:今年最初のフィラリア予防の薬を与えた。
感染してしまったペットにフィラリアの予防薬を飲ませると、ミクロフィラリアは死滅しますが、その死骸の量が多いと、血管に詰まって血液の循環を止めてしまう危険性があります。
最悪、ペットは死亡します。
<まとめ>
5月初旬~12月初旬まで飲ませるのが一般的です。
最近は、1年を通して飲ませることを推奨する獣医師が増えてきました。
メリットとしては、感染しているかいないかの検査をする必要がありません。
検査料分、フィラリア予防薬の購入にまわせますね。
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フィラリア予防の必要性
犬のフィラリア感染率は、全国で約30%と言われています。
当然、室外犬の方が感染率が高いです。
その割合は、1:9というデータがあります。
しかし、室内飼いだからといって安心はできません。
犬は散歩で外に出ますから。
フィラリアに感染するのは、犬だけではありません。
猫やフェレットも感染します。
お住まいの地域に、野良猫はいませんか?
フィラリア予防薬と検査の金額
フィラリア予防薬は、だいたい生後90日から飲ませます。
予防薬を飲ませる前に、フィラリアに感染していないか、血液検査をします。
たいていは「ソロステップ」という検査キットが使われます。
出典:http://mizuing.net/blog/
簡易検査ですので、次のような問題があります。
2.感染後6ケ月以内は、検出できない場合がある。
引用:http://mizuing.net/blog/archives/104
私の行っている動物病院では、検査料は2,500円です。
予防薬の金額は、種類やペットの体重、予防薬の種類、動物病院によって異なります。
フィラリア予防に加えて、ノミ・マダニ、寄生虫を駆除するタイプがよく使われています。
「フロントライン」、「ネクスガード」、「パノラミス」などです。
1ヵ月分(1個)、800円~1,500円ほどです。
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